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「プログラミング」の近未来

2018年11月15日

 大げさなタイトルの割に、大した話ではありません。いろんな人があちこちで言っていることだと思います。近い将来、「プログラミングができる」ということが、今で言う「メールを送ることができる」というくらい当たり前のことになるかもしれない、という話です。
 最近、テレビのニュースでもよく見かけるようになりましたが、小学校では「プログラミング教育」が始まっているようです。そういう環境で学んだ今の小学校6年生がスムーズに大学を卒業するとすると、10年後には多くの新卒の新社会人が基本的な「プログラミング」を当たり前にできる状況になっているかもしれないのです。現在、「メールが送れる」とか「スマホが使える」とか「SNSが使える」といったことは、就職活動の自己PRにならないと思います。10年後くらいには「プログラミングができる」ということが、それと同じくらい何の自己PRにもならない時代になっているかもしれない、ということです。
 以前、勤務していた職場で、1000行くらいあるExcelの一覧表を5パターンくらいに並び替えをする仕事を頼まれたことがあります。「プログラミング」を知らない人にとっては地道にコピー&ペーストを繰り返す、かなり大変な仕事になるのかもしれません。しかし、簡単な「プログラミング」ができる私は、月曜日の15時半ごろ頼まれて早速取りかかって、ちょうど1日後の火曜日の15時半ごろに作業を終えて提出しました(通勤電車の一往復でどういう流れでデータを処理するか?を頭の中で思案したりしましたが、実作業自体は定時の勤務時間内でした)。私としては少し時間をかけすぎてしまって「申し訳ない気持ち」で提出したのですが(「プログラミング」に慣れている人であれば依頼を受けた当日の月曜日の、残業をするまでもなく17時の定時までに終わらせて帰る内容の仕事だと思います)、翌水曜日の午前中になって依頼してきた若い上司が来て驚いた様子で「すごい早かったっすね…」と言われ安堵しました。その若い上司は「プログラミング」を知らない人だったのだと思います。コンピュータは指示(「プログラミング」)さえ正しく行って電気を与えておけば、人間のようにミスをしたり手を抜いたり疲れたり不平を言ったりすることなく「作業」をこなしますから、当然、ミスもゼロだったと思います。その若い上司が、私がどれくらい時間をかけてどれくらいのミスをするかを想定していたか?はわかりませんが、おそらく彼の「見積もり」よりスピードも正確さもはるかに上回っていたと思います。身も蓋もなくなるのでこのことを指摘することは控えましたが、彼の「見積もり」は「実際」とは大きく外れていたのだと思いますし、仮に外注していたとしたらその業者に余計な時間を与えた上に会社のお金を余計に支払うことになりかねませんから致命的なミスです。つまり「プログラミング」を知らないということは、業者や部下の仕事を管理することさえままならないということなのです。
 よく、高齢者が「パソコンが使えない」とか「スマホが使えない」とか「SNSがわからない」と困っている場面に遭遇しますが、近い将来には「プログラミングができない」ということが、そういう「典型的な高齢者の悩み」になっているのかもしれなく、これを読んでいただいている今は若い方にとっても、そのことがとても身近で切実な問題になる未来がすぐそこまで迫ってきている、とも言えるのかもしれません。
 「プログラミング」は「言語」と呼ばれるだけあって容易には身につかない能力です。日々を忙しく過ごされている皆さんにとって「10年」というのは決して十分な時間ではありません。「プログラミング」ができない方は、早すぎるということはありませんから今からすぐにでも学習を始められた方がいいかもしれません。
 オチとしては、中途半端にしか「プログラミング」ができないこういうことを書いている私みたいな人が、いちばん時代に置いていかれる可能性が高い「危ない人」という話でした。