テンション・ノート(仮)


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マイルド・エイジ

2018年11月21日

 先日、用があって近所の公共の施設(公民館みたいな?)に行った時のことです。
 用を済ませて帰ろうと思って、ホールではないのだけど人が集まる広いスペースの脇を通りかかった時に、ドラムセットやエレキギターやベースやマイクスタンドが並んでいる様子が目に飛び込んできました。演奏者と思しき年配のおじさまが数人いて演奏の準備をしている様子で、パイプ椅子が並べられた客席にすでにチラホラ座っている人がいて、どうやらこれから演奏が始まりそうな雰囲気だったので、「おっ!」と思って時間に余裕もあるので座って待つことにしました。
 15分ほどするとネクタイをした人による「最後のステージで“マイルド・エイジ”というロックバンドの演奏」という主旨のアナウンスがあり演奏が始まりました。どうやら「文化祭」みたいな催事が行われていたようです。編成はギターボーカル、ギター、ベース、ドラムのおじさまたちと、紅一点のコーラスのドレスアップしたお姉さん(?)。曲目は、加山雄三やブルー・シャトウやベンチャーズなどでした。途中、一人の観客がステージに近づいていってギターボーカルのおじさまに何か話しかけているようなので何かと思えばどうやら「リクエスト」だったようで、苦笑いしながら丁寧にお断りされていて、私自身も趣味でギターを練習していながらいつまで経ってもレパートリーが増えないこともあり、お断りしなければならないその切実さとリクエストをしてしまう人の両方の気持ちがわかって、こちらもつい苦笑いしてしまいました。
 しかし、もちろん一流のプロのバンドと比べてしまえばいろいろあるかもしれないけれど、「生演奏」に変わりはなく、とても楽しい時間を過ごしました。トークによると定年後に始めたバンドで月に2回ほど集まって練習しているそうで、「音楽への情熱」と「環境(自身と家族の健康とか)」と「経済的な余裕」が揃わないとなかなか成り立たない営みだなと思い、いろいろ考えさせられました。
 世の中の皆さんならこういう場合は、すかさずスマホで写真を撮ってインスタグラムにアップするところなのでしょうけど、スマホを持ち歩く習慣のない私は仕方なく帰宅してからキーワード「マイルド・エイジ」で検索をかけてみたところ、それらしき情報は1件もヒットせず…。素敵な演奏をきかせてくれたおじさまたちに敬意を表して強調のタグでバンド名を括って活動の痕跡をネットに残すべく書いてみた次第です。
 あっ、「アンコール」は観客が待つものとばかり思っていましたが、どうやら演奏者も期待して待っているようです。