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今、テナントの本屋さんが熱い…?

2018年11月28日

 ウェブサイトを作れるだけで給料が受け取れるごく短い時代があったように、インターネットが現れる前の「本」には「刷って並べておけばそれなりに売れる」みたいな幸せな時代があったのかもしれません。しかし、皆さんの方がよくご存知のように、20年くらい前のインターネットの登場以降は「本」にとって厳しい時代になったのかもしれません。
 Amazonではなくて、リアルの本屋さんはSNSと違った角度で「世の中の今」を観ることができる格好の場所だと思います。「駅ビルにテナントとして入っている」なんていう高い家賃を支払わなければならない「切実さ」を抱えた本屋さんはなおさらだと思います。
 インターネットやスマートフォンで簡単に様々な情報が手に入る今は、文や写真が「本」になっていること自体が、世の中にとって「価値」があるのか?の厳しい目をくぐりぬけてきた証です。おまけに「本」を扱う取次の人も並べる本屋さんの人も「切実に」利益を上げるために生活をかけて仕事をしています。たった1冊でも家賃の発生する物理的なスペースを割いて置かれているということは、利益が見込めると期待されているからであり、つまり本屋さんに並んでいる時点でさらに厳しい目をくぐりぬけている「世の中にとっての価値」が見込まれている証です。
 Amazonの検索やオススメで手に取るのもいいですが、たまにはそういう少し広めの本屋さんまで足を運んでゆっくりと「時間をかけて」歩いて、特に「自分に興味のないジャンル」の本の棚の前に立ってじっくり眺めるだけで、買うまでもなくお金に結びつく「何か」に出会うチャンスがあると思います。誰にでも発信できるインターネットやSNSとは違って所謂「ノイズ」も少ない傾向があると思います。
 そういうリアルな本屋さんのファンの一人としては、願わくば本屋さんには「Amazonの売れ筋を並べる」のではなく、それぞれの本屋さん独自の視点で選んだ「心からのオススメ」を紹介してほしいと思っています。あっ、私は普通の人よりはたくさん、そういう本屋さんで「本」を買っていますよ、念のため。