テンション・ノート(仮)


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肉体的

2019年1月23日

 AIが学習して優れた肖像画を量産すればするほど、モナリザは輝きを増す一方ですよね、多分。似たことかもしれないけど、「音楽を楽器の生演奏で肉体的にサンプリングする」みたいな手法も、しばらくは廃れないように思います。
 手元に、椹木野衣さんの「シミュレーショニズム ハウス・ミュージックと盗用芸術」という本があります。1991年6月10日初版で、この本は1994年7月8日の第5刷です。つまり、俺っちは、小沢健二さんの「LIFE」がリリースされた前後に、この本を手にしていたことになります。とにかく、驚きました。「評論」として書かれている以上?のことを実践しているミュージシャンが現れた!と。DJの方法論を楽器の生演奏で肉体的にやっている!と(そりゃあ、テレフォンショッキングで、テイ・トウワさんから声をかけられても、ノらないかもしれません…)。そういうのって、大衆受けしにくいものだと思うのですが、皆さんもご存知の通りなんです。いや、大衆受けしてしまったからこそ誤解された、と言うべきでしょうか?今は2019年。四半世紀も前にそんな斬新なアプローチをしていたことに、ただただ驚くばかりです。しかし、テクノロジーが新たな局面を迎えつつある今、最近、静かにしているそういうミュージシャンが次にどんな音楽を世に問うのでしょうか?目が離せません!
 余談ですが…東京リスマチックの3Dプリントサービスの素材に「ガラス」が加わるのはいつでしょうか?期待して待っているのですけど…。期待するだけ損?テクノロジーの進化なんて、やっぱり、恐れるに足らないのでしょうか!?たかが「電気」がなくなるだけで成り立たなくなる脆弱なものなんて…ねぇ…?