テンション・ノート(仮)


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偏りがない図書館?

2019年4月28日

 1つ上の、福祉の仕事をしている姉がいるんです。母と3人でいた時のことです。最近、俺っちは、思うところがあって、街の本屋で、明らかに読み切れない量の本を買っているんです。そのことを知っている母が、「図書館でもやったら?笑」と言ってきたんです。それを聞いた(「機転」こそ命!みたいな職場で鍛えられたと思われる)姉がすかさず「偏ってんじゃない?笑」と斬ってきたんです(何も言っていないのに、斬られてしまいました…)。姉は、「コンピュータの技術書ばかりの図書館」を想像したのかもしれません。
 それで、近所のホンモノの「図書館」に行ってみたんです。日本の小説家の棚の前に行って、「村上春樹」を見てみたんです。やっぱり…、と言うか、有って然るべきタイトルが無かったんです。調べてみたら、単に貸し出し中という訳ではなく。つまり、「公の図書館」なのに偏っていたんです。それで、出版された本が全てある?という「国会図書館」を想像したんです。すぐに、「おそらく日本語で書かれた本に偏っているんだろうな」と思ったんです。そう考えると「偏りがない図書館」なんて無いんだろうと思うんです。
 しかし、さらに「本棚が偏らないようにするには?」と考えて、「本が1冊も無い書庫」を思い浮かべたんです。無の境地みたいな。と言うか、禅?確かに偏っていない風景です。無いものは偏れません。
 でも、ちょっと待って!現代の日本で、「本が1冊も無い書庫」って、別の意味で偏ってない?偏ってるでしょ?だから「偏っていない本棚」も無ければ「偏っていない人」も居ない。「知の巨人」?と呼ばれる?松ナントカさん(とにかく強くて硬そうなお名前の人)でも偏っているんだと思います。
 だから、驚くほどよく、身の回りに、「私には偏りがありません。」と顔に書いてあるような人を見かけますが、そういう人は、まず間違いなく、どうかしています。