テンション・ノート(仮)


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募集職種?

2019年5月18日

 実際に就労してみて体験した求人情報の実態です。

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●募集職種:はけ口
 不況により鬱憤が充満している職場で障がい者のあなたが活躍できる大チャンスです。
 最低賃金の事務職扱いで、IllustratorやInDesignによる本格的な組版、PerlやPHPによるサーバサイドプログラミングからJavaScriptなどを駆使したフロントエンドの実装まで、幅広く且つ深い作業でこき使われながら、些細なミスをしたり高いクオリティに達していなければ即、かたちに残らないやり方で蔑まれてクズ扱いを受けるという緊張感のある現場で、居るだけで忌み嫌われて顎で指図され煙たがられながら袋叩きにあうことができるという、実力を試せる充実感のあるお仕事です。

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 当時の人事担当者も、これを読んでいただいているあなたも、「あなたは、提示された条件が書かれている契約書にサインし捺印し続けたじゃないですか?」と仰るのかもしれません。確かに、その通りです。納得できなければ契約しなければ良かったのかもしれません。しかし、そうすることは、理由もなく「マイナスである信用」(「ゼロ」ではなく。皆さんは、ご自身の「信用」が、「マイナス」(つまり、「詐欺師」と決めつけられているような状態です。)から人間関係をスタートしたことが、ありますか?)を認めることになります。「あぁ、やはり、こういう仕事をする連中は、胡散臭い人間なんだな」と。俺っちは、今の自分が「自分ひとりの力でできあがった」なんて思えません。関わっていただいた人たちがいるから、今の自分があると思っています。つまり、それを認めることは、「関わっていただいた多くの尊敬すべき人たちの信用」までも傷つけられることになります。俺っちには、どうしても、それはできませんでした。だから、「足元を見られていることをわかって」サインと捺印を続けたのです。

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 過酷さに耐えられず休職に陥り退職の旨を申し出たところ、当然のように、退職願の理由を「契約期間満了のため」と書くことを強要されたという、ここだけの話。