テンション・ノート(仮)


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地下鉄サリン事件

2019年6月7日

 当たり前ですが、「技を磨く」みたいなことを軽んじてる訳じゃないんです。そういう営みは尊いと思います。
 実際、俺っちは、「吹きガラス」に関しては、クラスメートたちより半年くらい前に、自費で「タキナミグラスファクトリー」ってとこに通って始めたくらいで。地下鉄サリン事件の衝撃が冷めやらない3月下旬に、使ってた吹き竿を人目を気にしながら電車に乗って持って帰ってきたことをよく覚えています。
 地下鉄サリン事件!?
 皆、もちろん、踏まえて生きてるよね?え?忘れたの?「未来」さえ見ていれば、そんな「過去」は忘れていいの!?あの時期につくる「作品」だよ?踏まえざるを得ないじゃん?同じ時を生きている同じ人間があんな事件を起こしたんだよ?人間なんて、ただでさえ「生まれてごめんなさい」みたいなところがあるのに。そんな「自分が人間として生きている」ということを勝手に「全否定された」みたいなことに屈する訳にいかないじゃん?「ハタチを過ぎて初めて窯の前に立ちました!」みたいなこんな凡人が、一生をかけて技を磨いて到達する「美しさ」なんて高が知れてるじゃん?そんなことで、ああいうことは覆せないじゃん?次元が違う圧倒的な「美しさ」を描いて「自分が生きていることを肯定しなきゃいけない」と思ったんだよ!皆、そういうこと、思わなかったの?マジで?マジ?マジ?マジ?ホントにっ!?
 さっき、俺っちが一人きりで拙く弾き語ってた、何にも言ってないような、軽薄にしかきこえないような、「さよならなんて云えないよ」って曲のリリースが、今、調べたら、あの年の11月って…そんなの踏まえているに決まってるじゃん?